JCSO 日本臨床シミュレーション機構について

概要

 

 医療に関連する幅広い領域のシミュレーション研修のアイデアや企画、システム開発・システム構築などを行う開発者集団です。
 様々な医療関連のシミュレーションの開発においてシンクタンクの役割を持ちます。

 

背景

 

  臨床シミュレーションとは、医学教育に方法論としてシミュレーションを導入し、さらに臨床の現場環境を様々な手法を用いて再現し、そこで医療に関する手技を研修するものです。
 医療がチーム医療により行われる場合が多いため、研修もグループで行う場合が多い。
 心肺蘇生講習は、臨床シミュレーションの代表的な例です。
 臨床医学シミュレーション研修の開発は欧米諸国ですすめられており、日本では海外からの導入が多い。
 しかし、医療システム、各職種の定義などは、国により異なる場合があり、日本でも固有のシミュレーション研修を開発する必要が高まっています。
 脳卒中の初期診療のシミュレーション研修として国内の研究者の手により脳卒中初期診療コース(ISLSコース)が開発されるなど開発者側の機運も高まっています。
 本機構はこのようなニーズを背景に発足した開発者集団である。

 JCSOではさまざまなシミュレーション研修を包括する機関誌「臨床シミュレーション研究」を発刊しています。詳しくは発行物のタグからどうぞ。

 現在、各種医療領域のシミュレーションの倫理規定について検討を開始しています。